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寄付月間キャンペーン2021 企画レポート

「親子で学ぶ!お金の教室」を開催しました

「親子で学ぶ!お金の教室」を開催しました!

レポート執筆者:いっちー



12月は寄付月間。 シングルマザーズシスターフッドも寄付月間の賛同パートナーになっています。そんな「寄付月間」特別企画として「親子で学ぶ!お金の教室」12/5日曜日の朝に開催しました。


ご協力くださったのは、大河ドラマで話題の渋沢栄一氏の子孫である渋澤健さんが会長をつとめるコモンズ投信さん。



親子で学ぶお金の教室

当日は25人(大人15人、子ども10人)が参加し、画面越しに子どもたちの笑顔や元気な声が聞こえて、とってもにぎやかな講座でした。


前半の1時間はコモンズ投信株式会社 ソーシャルエンゲージメントリーダー馬越裕子(うまごえゆうこ)さんによる親子向けのお話です。



親子講座「meからweへのお金の使い方」


みんなの好きなものは?


まずはじめに馬越さんから「みんなの好きなものは何?」という呼びかけに答えて、子どもたちが自由に答えていきます。


「でんしゃ!かっこいいから!」「にくまん おいしいから」「ラジコン」「おすし」「youtube」「ゲーム」「音楽」「いちご」「長縄」「アンパンマン」など、など、出てくる出てくる!


子どもたちのエネルギーに、大人も、元気をもらえます。





子どもたちの「好き」をたくさん聞き届け、講師の馬越さんから、こんな素敵なメッセージ。



「好き=自分に力をくれる、大切な気持ちだよ」

ぼく(わたし)のおかねのつかいかた


今度は、100円玉を4枚用意して、実際に手を動かすワーク。


ぼく(わたし)のおかねの使い方シート

お金の使い道は4つある。


  1. 「つかう」

  2. 「ふやす」

  3. 「ためる」

  4. 「きふする」



4枚の100円玉、どこに自分のお金を使いたい?

大人も、子どもも、それぞれ考え、その理由も考える時間。


大人も子どもも、それぞれ、いろんなアイデアが出ました。


「つかう」と「ためる」は「me わたしのため」、「ふやす」と「きふする」は「we わたしたちの未来のため」、4つのお金の使い方には、そんな性質がある。MeからWeの使い道。子どもにもわかりやすく、大人にとっても視野が広がる、お金の哲学を学ぶ機会となりました。



寄付について考えるワーク


みんなだったらどの活動を応援したいかという質問に親子で考え話しあうワークも。コモンズ投信さんが応援してきた複数の団体を例に、自分たちなりの考えで寄付先を選んでみるワークです。「寄付というお金の使い方が、自分の欲しい未来に近づくためのひとつのアクションになるのだ」ということが、子ども達にも大人にも、イメージできました。



全国の子どもたちが交流する嬉しさ


講座はオンラインで実施されたので、全国各地の子ども達と交流できたのも嬉しいことでした。物おじせずに「はい!」と手を挙げて、発言する小学生。恥ずかしがって画面には映ってくれないけれど、お母さんには感じたことを話してくれる中学生。


保育園児から中学生まで、たくさんの個性がかいま見えて、本当に幸せな時間でした。やっぱり子どものエネルギーはすごい!そして尊い!もっとこういう機会を作れたらいいですね。



大人向け講座「教育費 どう作る?」


後半の30分はコモンズ投信株式会社 取締役マーケティング部長の福本美帆さんから大人向けに「資産形成の基礎知識」として「教育費をどう作る?」というお話。



投資とギャンブルの違い


最初の問い「投資についてのイメージは?」に対しては、「怖い」「難しい」「1日中株価とにらめっこしている」「ギャンブル?」等、半信半疑な答えが多かったですね。


講師の福本さんから、まず投資とギャンブルの違いが明確に示されました。



「ギャンブルは勝負事にお金を賭けて勝者が一定割合の配分を受けるものに対し、投資はその利益は、経済の成長が源泉で、人々が経済の成長に参加する行為」

投資とギャンブルは、全く違うものなんですね。


でも、多くの人が混同し、敬遠しているのではないでしょうか。



時間を味方にして資産を増やす


「積立投資」は時間を味方にして殖やしていくことがポイントで、貯蓄と投資をうまく組み合わせて教育費を効果的に貯めることができるというお話。


価格が変動する金融商品に対して、少額を時間をかけて積み立てていくことで、リスクを抑制し、安定した収益を得るという、いわゆる「ドルコスト平均法」は10年以上前から勝間和代さんも推奨している方法ですが、改めてグラフと数字とともに理解すると、納得感があります。


この低金利時代、こうした知識を持っているかいないかで、20年後、30年後の資産はかなり変わってきますね。


分配金や値上がり後に売却して得た譲渡益が非課税となる「つみたてNISA」など、少額で始められる積立投資は、シングルマザーにとって手の届きやすい投資手法のひとつといえます。リスクについてしっかり理解したうえで始めてみてもよいのではないでしょうか。(賢いシングルマザーはとっくに始めているかもしれませんね)



開催後のアンケートより


・参加して本当によかった  66.7%

・参加してよかった     33.3%

・参加しなくても良かった     0%


<お子さんと参加して気づいたこと、感じたこと>



4歳の子供には難しいかな?と思いながらも参加させていただきましたが、息子なりに考えて発言している姿を見て、年齢に関係なくちゃんと自分の意見を持っているんだな、と思わず感心してしまいました。寄付する・増やすという概念自体はまだ理解が難しいようでしたが、お金について考える機会を与えられて良かったと思います。


子ども達も、オンラインで日本各地のお友達と学習しているというのがすばらしいと思いました。コロナ渦のため、なかなか人との出会いが少なくなる中、子ども達が様々な価値観に触れる、初対面の人に自分の考えを伝えるという機会は貴重だと思います。真剣に考える子どもたちの姿に、きっと未来は明るくなると元気をいただきました。一人でも多くの子どもたちに、このような学習機会があるとさらに未来はよくなるなと思いました。


子どもたちがお母さんと一緒に相談する姿、ステキでした。お金の話がタブーな日本に一石を投じる講座ではないかと思いました。


予想以上に子どもが積極的に参加していたのがうれしかったです。終わった後に「400円をどこに置くか選ぶのが楽しかった」と言っていました。

<ここがよかった!という印象に残ったことがあれば教えてください>



寄付、投資の概念がガラッと変わりました。どちらもお金持ちがするものだと思っており、自分には関係のない話だなと思っていました。


シングルマザーは、貧困で「投資なんて(できるわけない)」と思われがちなのかもしれません。確かにそのような面もあるのかもしれませんが、私は自分にも未来を変える力があるということを知れて、力が湧いてきました。


お二人のお話を聞いていると、利益のことだけを考えて投資しているのではなく、社会的に素晴らしい活動をしている会社や団体を皆で応援する姿勢や、自分たちの仕事に誇りを持っていらっしゃることがよくわかり、そのような会社の金融商品であれば信頼できるなぁと感じました。親子で「青天を衝け」を毎週見ていて、渋沢栄一さんが弱い立場の人たちを自己責任と言って切り捨てるのではなく救済していたことや、一部の人だけでなく、皆が豊かになる社会を目指していたことにすごく共感しています。そんな考えが受け継がれているのだなとよくわかりました。


ふるさと納税をすることはありますが、動機はおいしいものが届くことと節税対策で、自分のためにおこなっていました。また、投資はお金持ちが自分のために資産を増やすためにやるもの、保証はなく、資産を失うことがあってリスクが怖いものというイメージでした。しかし、講座を受ける中で私が思っているイメージは違っていたということに驚きました。寄付・投資どちらも、自分の描くステキな未来を作るための行動だった。私にも、未来をよくする行動がとることができる力があるということに驚きました。


前半=子どもにも分かりやすくお金について説明してくださったこと。後半=投資についても、お話を聞いた後は恐怖心がなくなった。


次回も開催されるのであれば、一人でも多くのシングルマザーに情報が届くといいなと思いました。

以上


お金について親子で学び、考える。12月の寄付月間に相応しい、親子講座でした。お金の話はどうしても敬遠されがちですが、こうしてポジティブに語っていけたらいいですね。


親子で語るきっかけをくださった、ゆーこ先生、みほ先生、ありがとうございました!!







この講座は、寄付月間特別企画として、コモンズ投信株式会社さまのご協力を得て実施しました。このキャンペーンでは、シングルマザーのマネーリテラシー向上を呼びかけています。


寄付月間キャンペーン2021ご寄付のお願い
最後までお読みいただきありがとうございました。このレポートは、NPO法人シングルマザーズシスターフッドの寄付月間キャンペーン2021のために、シングルマザーのいっちーさんが執筆しました。このキャンペーンでは、シングルマザーのマネーリテラシー向上を呼びかけています。
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